【OSインストール編】初心者でもできる!Raspberry Pi(ラズベリーパイ)のセットアップガイド


Raspberry Piとは

Raspberry Pi
https://www.raspberrypi.org

The Raspberry Pi Foundation works to put the power of digital making into the hands of people all over the world, so they are capable of understanding and shaping our increasingly digital world, able to solve the problems that matter to them, and equipped for the jobs of the future.

引用元:https://www.raspberrypi.org/about/ 

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)とは、子どものコンピュータ科学の発展を促進するために、イギリスのRaspberry財団が開発した教育用のマイクロコンピュータです。通常のPCのようにディスプレイにGUIを出力することもできますし、インターネットに接続してブラウザを通してWEBサイトを閲覧することもできます。しかし、Raspberry Piの最大の特徴は電子工作をする際に使用するGPIO(拡張モジュール)です。この機能のおかげで、家電を制御してスマートホーム化したり、水槽を改造してハイテクアクアリウムを作成したりと、教育ツールとしての役割を超えて様々なシーンでRaspberry Piが使用されています。

セットアップ方法

 

セットアップする前に必要な道具を確認しましょう。Raspberry Pi本体はもちろんですが、OSのインストール先になるSDカードや、ディスプレイと接続するHDMIケーブルなど、最初は色々と必要になってきます。事前に準備をしておきましょう。

  • SDカード
  • ラズベリーパイ本体
  • micro-USB端子付きの電源
  • HDMIケーブル、ディスプレイ
  • USB端子付きマウス、キーボード
  • LANケーブル

それではRaspberry PiにOSをインストールしていきますが、先に手順を整理しておきましょう。全体の流れをつかむことで、より理解がしやすくなると思います。

  1. SDカードのファーマット
  2. NoobsのファイルをSDカードにコピー
  3. Raspberry piに周辺機器をセットアップ
  4. OS(Raspbian)をRaspberry Piにインストール

SDカードのフォーマット

通常のPCではOSのインストール先はSSDやHDDですが、Raspberry PiではSDカードにOSをインストールしていきます。しかし、そのままではSDカードにインストールすることはできませんので、フォーマットという作業を行う必要があります。この作業はお手持ちのPC(Windows、Macどちらでも大丈夫)と準備したSDカードを使って行なっていきますので、Raspberry Pi本体は脇に置いておいてください。

フォーマットとは、データをメモリに格納するために、適切な枠組み(フォーマット)を用意することです。市販されているような通常のSDカードには、すでにこの枠組みが用意されています。しかし、通常は今回のようにOSをSDカードにインストールすることはあまりないので、OSのデータを格納するための枠組みになっていません。一度初期化して、OSのデータがきちんと収まる形に枠組みを準備し直してあげる必要があります。とはいっても難しいことはあまり考えずに、OSのデータを入れるための箱を用意してあげるくらいのイメージで良いと思います。

フォーマットにはRaspberry Piの公式ドキュメントでも紹介されているsdcardformatterというソフトを使用します。

sdcardformatter-download

ダウンロードページを貼っておきますので、以下のリンクよりWindowsの方は「Windows用」をMacの方は「Mac用」をダウンロードしましょう。

ダウンロードページはこちら

ダウンロードが完了したら、SDカードをお持ちのPCに差し込んでください。PCにSDカードの差し込み口がない場合は、別売りのSDカードリーダーを準備しないといけません。Amazonでも購入することができるので、あらかじめ用意しておいてください。

先ほどダウンロードした「sdcardformatter」を起動して、SDカードをフォーマットしてください。日本語のマニュアルも用意されているので、詳細は以下のリンクを参照してください。

https://www.sdcard.org/downloads/formatter_4/SDFormatter_4jp.pdf

NOOBSのインストール

SDカードのフォーマットができましたので、そこにNOOBSのファイルをインストールしていきます。NOOBSとは、Raspbianをインストールするためのインストーラです。公式サイトにも書かれている通り、初心者の方はこのインストーラを使って、Raspbianをインストールするのがおすすめです。

Beginners should start with NOOBS – New Out Of the Box Software. You can purchase a pre-installed NOOBS SD card from many retailers, such as Pimoroni, Adafruit and The Pi Hut, or download NOOBS below and follow the software setup guide and NOOBS setup guide video in our help pages.

引用元:https://www.raspberrypi.org/downloads/noobs/

それでは、Raspberry Piの公式サイトにNOOBSのダウンロードページがありますのでアクセスしてください。

ダウンロードページはこちら

download NOOBS

 

NOOBSの項目の「Download zip」をクリックしてください。お使いのPCにzipファイルがダウンロードされます。ファイルサイズが大きいのでダウンロードに30分ほどかかります。

このままファイルを解凍して、SDカードにコピーしたいところですが、NOOBSのファイルサイズは1.3GBくらいあります。ファイルサイズが大きすぎて解凍ソフトを使用しないと解凍することができません。

以下のソフトは無料で使用できるので、こちらを使用して解凍していきます。

Lhaforge

無事に解凍できたら、そのままNOOBSのファイルをSDカードにコピーしてください。これが完了したらお手持ちのPCでの作業は終了です。

Raspberry piに周辺機器をセットアップ

いよいよこれからRaspberry Piに、OS(Raspbian)をインストールしていきます。ここからは、Raspberry Pi上で作業を行なっていきますので、まずは周辺機器を接続していきましょう。

各機器の接続箇所はツールラボさんの画像がとてもわかりやすかったので、参考にしてみてください。Raspberry Piは、電源ケーブルが本体に接続されると同時に立ち上がりますので、電源ケーブルは最後に接続しましょう。

各種接続箇所

  • SDカード→ディズプレイコネクタの裏側
  • micro-USB端子付きの電源→電源供給用MicroUSBコネクタ
  • HDMIケーブル→HDMIコネクタ
  • USB端子付きマウス、キーボード→USBコネクタ
  • LANケーブル→ネットワークコネクタ
Raspberry Pi 3 model B
https://tool-lab.com

Raspberry Pi3 model Bをご使用の方は、SDカードの差し口が入りづらいこともありますので、壊さないように丁寧に差し込んでください。

各種接続が完了しましたら、最後に電源ケーブルを差し込んで通電させます。自動的にRaspberry Piが起動し、先ほどSDカードにコピーしたインストーラ(NOOBS)が立ち上がります。

Raspberry Pi OS
http://www.hiramine.com

デスクトップにインストールするOSを選択するポップアップが表示されますので、Raspbianにチェックを入れて「install」をクリックしてください。この時日本語設定をするボタンがありますが、ここで設定してしまうとなぜか文字化けしてしまうことがありますので、今は押さないでください。しばらく待ってインストールが完了すると、「OS(es) Installed Successfully」のポップアップが出ます。

動画では、ここで「4 Internationalization Options」からタイムゾーンの設定を行っているのですが、自分の環境では文字が「■■■■」のように化けてしまって設定できませんでした。インストール前に日本語を設定してしまったせいかもしれません。

引用元:http://deviceplus.jp/hobby/raspberrypi_entry_003/

この後、OKボタンをクリックすると自動的に再起動され、黒い画面に切り替わります。だーっと白い文字列が流れていきますが、何もせずまたしばらく待ちましょう。

Raspberry Pi install
http://densikousaku.com

黒い画面が終わると、今度は青い画面に切り替わりセットアップオプションのウィンドウが現れます。公式動画ではタイムゾーンなどを設定しています。ここは何もしなくても問題はありませんので、「finish」ボタンをクリックしてください。

Raspberry Pi OS install finish
https://www.generation.ne.jp

下部にまた黒い画面が出現し文字列が流れます。少し流れてところで止まりますので、そこに今度はLinuxのコマンドを打ち込んでいきます。コマンドといっても難しいことはしません、以下の通り打ち込んでenterを押すと完了します。

startx

打ち込んだ後、デスクトップにいくつかショートカットのアイコンが並んだおなじみの画面が出てきましたでしょうか。出てきていたらこれでようやくOSのインストールが終了です。

Rasbian desktop
http://assimane.blog.so-net.ne.jp

Raspberry Piにはプログラミングを学べるゲームやインターネットブラウザなどデフォルトで色々なアプリケーションが入っていますので、せっかくなので遊んでみてください。これで一通りセットアップは終了です。

シャットダウン方法

Raspberry Piをシャットダウンさせるには、一度ログアウトしてからコマンドを打ち込んでいく必要があります。

シャットダウンしたい時には、左下のメニュバーにあるグレーのアイコンをクリックして、一番下の「ログアウト」をクリックしてください。そのあとに先ほどの黒い画面が出てきますので、以下のコマンドを打ち込みます。

sudo halt -h

無事シャットダウンできましたね。お疲れ様でした。起動方法とシャットダウン方法は次回以降も同じプロセスなので、覚えておいてください。

まとめ

いかがでしたか。難しそうに見えて、一つ一つやっていることを整理して考えるとそれほど難しくないですよね。Raspberry Piは教育用に作成されたマイクロコンピュータなので、公式ドキュメントもとても親切です。興味が湧いた方は是非のぞいてみてください。また、今回少し出てきたLinuxのコマンドですが、Raspberry Piで電子工作をしていく際にある程度の知識が必要になってきます。「linux コマンド」で検索すれば親切な方がたくさん記事を公開していますので、是非勉強してみてください。