どのRaspberry Piがおすすめ?現在販売中のシリーズを徹底比較


比較ポイント

現在発売されているRaspberry Piは全部で4種類。比較する際にポイントになるのが、消費電力と価格です。その他、CPUやメモリのスペックはシリーズが新しくなるほど高スペックなので、スペックを求めるなら基本的に新型を購入するのがおすすめです。

ただ、スペックが高くなるほど本体の消費電力が大きくなりますし、価格も上がります。価格は最新型でもそれほど高価ではないので、あまり気にする必要はありませんが、消費電力はきちんと購入前に確認しましょう。

RaspberryPiモデル別比較表
モデル 発売日 価格 メモリ CPU 消費電力(参考)
Pi model B+ 2014/7 25$ 512MB 700MHz 0.6A
Pi 2 model B 2015/2 35$ 1GB 4コア900MHz 0.9A
Pi Zero 2015/12 5$ 512MB 1GHz 0.1~0.4A
Pi 3 model B 2016/3 35$ 1GB 4コア1.2Ghz(64bit) 1.4A

現在販売されているRaspberry Piの中で最も古いPi model B+は、本体の消費電力が0.6A前後です。スマートフォン用のACアダプタを電源にしても問題ありませんが、最新型のRaspberry Pi3 model B は本体の消費電力が1.4A前後になっているので、スマートフォン用のACアダプタでは、電力不足で起動しません。

代用として、iPad用のACアダプタを持っている方は、それを電源にしても問題ありませんが、持っていない方は別でACアダプタを購入する必要があります。

ACアダプタに関する詳細はこちら

最適なACアダプタは?Raspberry Piのモデル別電源の選び方

消費電力によって使用できるACアダプタが変わってきますので、自分が持っているACアダプタに合わせて、Raspberry Piを購入するのもよし、スペックを優先して最新型のRaspberry Piを購入し、別で対応のACアダプタを購入するのもいいと思います。他にもBluetoothやWifなど、標準搭載されている機能も違いますので、用途や自分の好み、お財布状況に合わせて購入してください。

各モデルの詳細を解説

Pi model B+

Raspberry Pi modelB+
jp.rs-online.com

Pi model B+は現在(2017/2)時点で販売されているRaspberry piの中で最も古い型です。スペックもそのほかのシリーズに比べ劣るので、GUIも遅くなります。よほどコストを抑えたいということでもなければほかのシリーズをおすすめします。 Amazonで見る

Pi 2 model B

Raspberry Pi 2 model B
https://www.switch-science.com/catalog/2127/

Pi 2 model Bは、Pi3 model Bの次にスペック高いです。前モデルであるRaspberry Pi model Bとの変更点はCPUとメモリのスペックが向上した点です。

・CPUが最大6倍
・メモリが2倍
・Raspberry Pi1と完全互換
この3つが、Raspberry Pi2の大きな特徴です。Model B+の機能をそのままに、性能がかなりアップしたようですね!

http://deviceplus.jp/hobby/raspberrypi_entry_015/より引用
それにより、GUIも問題なく動作します。また、USBポートやHDMIポートなど各種インターフェースのレイアウトはほぼ変更がないので、前モデルのRaspberry Pi model B用のケースを持っていた方はそのまま使用できます。

ただ、スペックが向上した分、本体で消費する電量が大きいので、GPIOから電子パーツに電力を供給する際に使用する電力が少なくなってしまいます。スマートフォンの充電用ケーブルなど、流せる最大電流が少ないケーブルを使用する際は注意が必要です。
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Pi 3 model B

RaspberryPI3 model B
https://www.amazon.co.jp

Pi 3 model Bは、Pi 2 model Bよりもさらにスペックが高いです。

無線LAN標準搭載
Bluetooth標準搭載
CPUが900 MHzから1.2 GHzに(処理速度アップ!)

http://deviceplus.jp/hobby/raspberrypi_entry_042/より引用

もちろんGUIも問題なく使用することができます。Pi 2 model Bから進化した点は、CPUが64bit対応となり、処理スピードが高速化しています。また、WifiとBluetoothが標準搭載されこれまでのように外部モジュールを使用する必要がなくなりました。ただPi 2 model Bよりも消費電力が大きいため、これまでのようにスマホの充電ケーブルでは起動しないこともあるので気をつけてください。
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Raspberry Pi zero

Raspberry Pi zero
https://www.raspberrypi.org

Raspberry Pi zeroの特徴はとにかく安価なこと。2017年2月26時点でケイエスワイ(KSY)のWEBショップにて650(税抜き)で販売されている。Raspberry Piへの入り口として、より多くの人々にRaspberry Piを触れてもらうための位置付けになっています。

ラズパイZeroは、HDMIポートがmini-HDMI、USBポートがMicro USBと小型になっている。このため通常、HDMIとmini-HDMI、USBとMicro USBの変換アダプターが必要になる。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/022100563/?rt=nocntより引用

安価になっている分、搭載されている機能やスペックや他のモデルには劣りますが、初期モデルであるRaspberry Pi model Aと同じくらいのスペックなので動作は問題ありません。

最初に買うおすすめは?

最初に購入するなら、Raspberry Pi 3 model Bがおすすめです。初めての方は安価なRaspberry Pi zeroの方がハードルが低いので、手軽に触れることができるかもしれません。ただ、まだ発売されてまもないモデル(2017/2/24発売)ですので、ネット上にある情報が少ないです。

起動、動作の安定性を考えてもRaspberry Pi 3 model Bにしておくのが良いかもしれません。スマートフォンの充電用のACアダプタでは起動しない可能性があるので、別売りのACアダプタを購入する必要があるかもしれませんが、性能、搭載機能ともに他のシリーズよりも進化しているためコスパは最高ではないでしょうか。